明け渡し時の未払いの家賃をどう処理するか
明け渡し時に、未払いの家賃が残っているということも少なくないと思いますが、これを処理するための選択肢としては、次の4つが想定されます。
① 全額を一括で支払ってもらう
② 一部を免除して残額を一括で支払ってもらう
③ 全額を分割で支払ってもらう
④一部免除して残額を分割で支払ってもらう
①〜③のケースで、支払いが滞った場合は、滞納していた家賃と同様、支払い督促や訴訟などを行っていく必要があります。
④のケースでは、示談書に「条件付き免除」を入れておくのが望ましいでしょう。条件付き免除の内容としては、あくまでも全ての支払いを履行したら一部を免除する、とします。これにより、支払いが一回でも滞った場合は、全額を支払ってもらうことが可能になります。