どのようなケースが信頼関係の破壊にあたるか
「貸主と借主の信頼関係の破壊」は、重要な点ですので、もう少し詳しく解説しましょう。
借主が家賃を支払わないのには、何らかの理由があります。その内容によっても、[信頼関係の破壊にあたるケース]、[信頼関係の破壊になりにくいケース]に大別されます。
[信頼関係の破壊にあたるケース]
・ 収入低下
・ 失業
・ 倒産
・ 夜逃げ
この他に、過去、頻繁に家賃滞納を繰り返してきた人などは信頼関係の破壊になりやすいと言えます。
[信頼関係の破壊になりにくいケース]
・単なる支払い漏れ
・家族の病気
ただし、家族が病気だからといって、長期的な家賃滞納は許されない行為です。信頼関係の破壊になりにくいといっても、あくまでも一時的な賃料の未払いに限られます。このような時には、保証人などに対して交渉するなどの打開策を見つけてください。