貸主が借主に気をつけてもらうこと
貸主から禁止の範囲や義務について説明をして、明確にしておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
1.契約書の禁止事項をよく確認してもらう
契約書には、通常「借家内でペットを飼育することを禁止する」といった、借主が行ってはいけない禁止事項が記載されています。
契約書に記載されている禁止事項の内容が必ずしも明らかでない場合(たとえば「ペットの飼育禁止」はどんなペットまで禁止なのかなど)、事前に借主に不明点を確認してもらうようにしましょう。
2.借主の修繕義務や原状回復義務を確認してもらう
契約書には「小修繕は借主の負担とする」、「退去時の貸室のクリーニング費用は借主の負担とする」といった、借主の修繕義務や原状回復義務が記載していることがあります。これらの条項についても、内容が抽象的で必ずしも明確でない場合には、借主本人がどの範囲まで修繕や原状回復を行わなければならないのか、事前に理解してもらうのがよいでしょう。